本日のかわら版
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【9/17更新】浮世絵ができるまで
先日のお休みに、大好きな「浮世絵」ができるまでの一部を見学して参りました。
浮世絵は、版元→絵師→彫師→摺師という分業作業ですが、
あの有名な、広重・北斎・写楽は2つ目の絵師で、
色つけなどは、してないんですよね・・・。
今回は、その中の摺師のお仕事を見させていただきました!
向きがおかしいのは、作業中を撮らせていただいているのでご容赦ください。
まずは本藍で主版を摺ります
↓
舟に黄色が入りました
↓
浪の淡藍が入りました
↓
浪にベロ藍と、空に黄色が加わりました
↑これが版木で、堅い山桜でできています。
↑摺師さんの作業風景
手首に力が入りすぎないよう、
向こうが低く傾斜になっているのですが、
わかりますでしょうか?
↑作業の道具
今回、会場となったのは数寄屋造りの赤坂金龍さん。
美味しいお昼もいただいて。
↑いわゆる政界のYKK御用達の
お部屋も見せていただきました。
↑間口が狭いのは、人力車がピッタリ入るサイズの
当時の名残だとか。
名画が浮世絵として完成するまでの課程や道具について、
江戸後期創業の高橋工房6代目、高橋由貴子さんにレクチャーを受けた後は、
「浮世絵六大絵師の共演」の鑑賞で山種美術館へいきました。
戦後、建築家、吉田五十八に建てられ、今では貴重な木材などの数々。
この建物自体が美術館のような場所で、
貴重な見学ができて、有意義な1日となりました。
長々、お付き合い頂きありがとうございました。
久保木宏子
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